まず、介護士に求められることは、人に対して思いやる気持ちが前提です。しかし、その業務内容のハードさから、相当の体力が必要であると言えます。身体に障害がある方や高齢者の介助が日常的な業務となってくるため、腰の不調などが原因で辞めてしまうことも多い職業です。そのため、多少のことではダメージを受けない強靭な体力が求められます。具体的には、普段から自分の体力作りにも取り組んでおくということです。面接でも、そういうことに備えてトレーニングしているということを伝えることで、面接官の安心材料となります。
また、介護士には精神面での強さも求められています。利用者や同僚など、たくさんの人と接することになるため、どうにもならないことで辛く当たられたり、人間同士の相性で悩むことも多い職場とも言えます。そういうことがあった場合に、いかにストレスを溜め込まずに発散できるか、すぐに気持ちを切り替えられるかということも大切だからです。もしも、現在ストレス発散方法がない場合は、面接前に何か対策をアピールできるようにしておきましょう。
そして、介護の現場では常に一人で仕事するわけではなく、同僚と協力しなければならない場面が多くあります。そのため、自然と他の職員との協調性も求められるでしょう。例えば過去にチームで何かをやり遂げたというような、実際のエピソードを織り交ぜて、協調性があるということを伝えるのも介護士の面接対策として有効です。